今日は木曜。やめると言ってもやめられない決戦の日。自分がこんなにあきらめが悪いとは思わなかったな。でもその理由もわかる。世間一般の常識からいえば俺は、

まだ何もやってない。

過去に一回、それとなく飲みに誘おうとして失敗した、唯それだけだ。それ以外はただ、相手に予定があるとか、そういう空気じゃないとか、取り巻きが邪魔をするとか、自分勝手に理由を作って逃げてるだけだ。友はいとも簡単に言い放つ。

軽く誘えばいいじゃん。

その通りだ。それが行動というものだろう。数回動いてダメならあきらめる。それが普通だ。何故できない?やらなきゃ、進むことも引くこともできないって言うのに。

こんなことを繰り返していては、相手に迷惑なだけだろう。例え相手が気づいたとしても、いつまでも何もしない俺に、不信と不安を抱くのは間違いない。時間が経てば経つほどに。

俺はこの地で、心を開放できる人間を探した。でも、それを探すことは、俺には苦痛だ。独りでいるほうがよほど気が楽だ。
俺は、付き合う相手の探し方が、根本的に間違っていたのではないだろうか。

気の合う相手は必ずいるだろう。そんな相手には行動は要らない。すぐ打ち解ける。戦友などいい例だ。無理して行動して得た相手が、果たしてどれ程の価値があるのだろうか…。

本当に素晴らしい相手に対してなら、行動することにどれ程の苦痛が伴おうとも、それを苦痛と思わないだろう。
それに耐え切れないような相手なら、行動に見合った相手ではないということなのか…。自分の価値観が試されているな。
これが「自分」、ということに、早く気がつきたいものだ。

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